スザニ刺繍について

【スザニ刺繍とは】
“スザニ”とは中央アジアに伝わる刺繍を施した布のことで、ウズベキスタンが発祥の地と言われています。
ウズベク語で「刺繍」を意味しています。
ウズベキスタンでは女の子が生まれると母親が娘のためにスザニ刺繍を縫い始めてお嫁に行く際に何枚か持たせると風習がありました。
また途中までしか完成していないスザニ刺繍を娘が嫁ぎ先に持って行き、その後完成させます。そのようにして代々伝統が受け継がれています。

またスザニ刺繍を施す前に生地に下書きを描くのですが、その下書きが見えることやその通りに刺繍がされずにそのまま残っていることもあります。
また手仕事のため糸のほつれがあるものもございます。
これもまたスザニ刺繍の味としてお楽しみいただければ幸いです。

ウズベキスタンではベッドカバーやタペストリー、テーブルクロスなどとして使われることが多いです。